【新人必読!】キッチンで新人がまず押さえるべきポイント4選。キッチン実用ノウハウ集別冊

【キッチン】ノウハウ集

こんにちは、たらこまるです。
ファミレス(キッチン)のバイトを始めたけど、

なかなか仕事を覚えられない・・・

よく怒られるからもう行くのがシンドイ・・・

と思われている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、
高校~大学までファミレスのキッチンで働きイロハを知り尽くした僕が

店舗マニュアルでは触れられない
新人がまず押さえるべきポイントを紹介します。

この記事は以下のような人におすすめ!
・ファミレス(キッチン)でバイトを始めたばかり
・なかなか仕事を覚えられない
・よく怒られる

早速ですが、ファミレスキッチンで
新人がまず押さえるべきポイントはこの4つです。

①返事、意思表示をすること
②言われたことをちゃんとやること
③マニュアルを効果的に活用すること
④忙しさにあった仕事の進め方をすること

オーダーをあげる以前の基本事項なので、これらが出来ないと
なんかいつも怒られてしまう、なかなか仕事が覚えられない、、といったことに直結
します。

最初から全て行うことは難しくて抵抗もあるかもしれませんが、
これらのポイントさえ実践すればスムーズに仕事を進めることができます

詳しく解説していきます!

なお本記事は、現役キッチンスタッフ向けキッチン実用ノウハウ集のうち、
超基礎事項編の1パートとして切り出された記事です。
本記事を既に理解できていて、実践されつつある方は次のステップとして
超基礎事項編の続きを参照し更にレベルアップを目指してみてはいかがでしょうか^^

返事、意思表示をすること

非常に基本的なことですが、その重要性を改めて解説します

返事、意思表示の大切さ

新人のときは色々なことを周りから教わりますが、
反応が薄いと「伝わっているか、分かっているか/いないか」が分からず
教えている側は不安になります。

教わったことが分からなかった場合は
「ちょっと難しかったので、もう一回教えてもらえませんか?」
と、ちゃんと聞き返しましょう

教える反応が薄い教えたことが出来ていない
違うことを教える相変わらず反応が薄いやっぱりできていない

こうしたループが続くと
・教える側=ついイライラしてしまう
・教わる側=なんかいつも怒られている
と悪循環になります

返事や相づち聞き返しをすることで円滑なコミュニケーションができ
周囲との信頼関係を築きやすくなります

返事相づち
分かっていることを伝える

聞き返す
分かっていないことを伝える

忙しいときこそ指示をよく聞き返事をしよう

より実務的な話をしますね。

キッチンではオーダーが入って料理を作り始めると
目の前の作業をしながら(料理を作りながら)
センターから次やることの指示を耳で受けます

つまり目と目を合わせて意思疎通をはかることは少ないのです。

「視覚」ではなく「聴覚=音」を使って意思疎通をする世界だから
「声による意思表示をすること」が重要なポイントとなります。

ニューオーダー読上げ時やセンターから指示を受けたら
「わかったこと」を伝える為に、相手へ聞こえるように返事をしましょう。

※ニューオーダー読上げ:注文されたメニューをセンターが読み上げること
例「ニューオーダー入りました。オムライス1つ、ミニサラダ2つ、グラタン1つ…」

※センターオーダー読上げ各ポジションに指示を出すキッチンの司令塔的なポジション
例「A君はハンバーグ焼き始めて、B君はフライドポテト揚げて、C君はサラダ用意始めて…」

返事が無いと、指示した側はその指示が相手に伝わったかどうかが分からず
「さっき言ったこと動いてる?」とセンターは改めて確認しなくてはなりません。

忙しくなればなるほどセンターが各ポジションへ
「指示する内容が多くなり」
そのうえで
「聞こえているか分からないから再確認」
する作業は相当な負担となり、新人であるあなたへの印象が悪くなりますので
忙しいときこそしっかり指示を聞いて返事をしましょう!

・キッチンは聴覚=音によるコミュニケーションがほとんど
声による意思表示が重要
忙しいときこそしっかり指示を聞いて返事をする

言われたことをちゃんとやる

キッチンの実情紹介記事でも紹介した通り

まずは「言われたことをちゃんとやる」ことができれば
ファミレスキッチンでやっていけます

そりゃ言われたことやるのは当然でしょ、と思うかもしれませんが、
仕事をしていると、言われたことをできない瞬間が必ず訪れますよね。

・あれこれ指示されすぎて何をすべきか分からなくなる
・他が忙しくて手がつけられない
・指示されたことがそもそも何をすべきか分からない

もし分からなくなってしまったときは
「すみません、今なにすべきかもう一回教えてくれますか」
聞き直すことが重要です。

他の仕事が忙しくて手がつけられていないときは
「出来ていないこと」を伝えることが重要です。

また、冒頭にも出てきましたが
指示されたことが分からなかったときは、
「分からないこと」を伝えることが重要です。

指示されたことが出来ていないことを
打ち上げるところまで含めて「言われたことをちゃんとやる」
ということなんですね。

(再度聞きづらい、出来ていないことを言いづらい…)
という気持ちはすごくわかりますが

出来ていないことが後から発覚することの方が100倍良くないです。
※お客様への料理提供が遅れる、あなたへの印象も悪くなる、と色々な面で良くない

「言われたことができる」が100点ですが、
「出来ていないことをしっかり打ち上げてくれる」人も100点に近い位、圧倒的に好印象です。

出来ていないことの打ち上げまで含めて「言われたことをちゃんとやる」ということ

出来ていないときの200点の伝え方

出来ていないことを伝えられたら100点ですが、
どうせなら200点を目指しましょう!

「出来てません」

と結論だけ伝えるよりも

「出来てませんが、コレとコレが終わったらやれます

あと1-2分で手つけられそうです

などと
出来ていないこと だけではなく

いつ出来そうかいつ手が付けられそうかを更に言えると200点です!

これができる新人学生バイトはあまりいないので、是非意識してみて下さい。

今度の新人はいいね!と高評価間違いなしです

マニュアルを効果的に活用すること

キッチンの実情紹介記事でも紹介した通り

まずは「マニュアルを覚えようとする意識」があればファミレスキッチンでやっていけます

ただし何でもかんでもマニュアルを覚えようとするのは大変ですし、効率が悪い場合もあります。

ここでは要所要所で効果的にマニュアルを活用することで
仕事が飛躍的に覚えられるようになるポイントを紹介します。

まずキッチンの仕事は「覚えやすさ」の観点で大きく下記の2つに分けられます。ここ重要です

①実際に作業しながら覚えていけるもの
②作業しながらだとなかなか覚えられないもの

実際に作業しながら覚えていけるもの

例えば食材の切り方、肉の焼き方といったものは作業しながら覚えればよく、

「包丁は引くように切る」といった
マニュアルの文字だけ見てもよくわかりません

まさに実践あるのみですね。

作業しながらだとなかなか覚えられないもの

一方でマニュアルが特に有効となるのが料理をつくる手順(レシピ)です。

キッチンで働き始めると、いきなり先輩から料理をつくる手順を教わります。

「この料理に必要なのはコレとコレと・・」と丁寧に教えてくれるかもしれませんが、
1発で覚えるのはほぼ無理です。笑

そこで活躍するのがマニュアルです。

マニュアルはお店に必ず置いてあり休憩時間等に見ることができます。
要所要所でマニュアルを見ることができるか
これが運命の分かれ道といっても全然過言じゃありません。

今日教わったことは必ずマニュアルを見て復習しましょう。←ココが本当に重要!

新人でやりがちなのが、
「作業しながら覚えればいい」と思ってマニュアルをおろそかにしてしまうと、
いつになってもメニューを覚えられない事態に陥ります。

ネットの口コミでも「キッチンでメニューが覚えられません…」といったものが散見されます。

先輩に教わる ⇒ マニュアルで復習
⇒ 実際に作ってみる ⇒ マニュアルで復習
この繰り返しをすることで、どんな人でも着実にメニューを覚えることができます

マニュアルを読むのは正直面倒と思うかもしれませんが、
逆に言うと「読もうとする意識」があれば
メニュー覚えられない問題はほぼ解決
されたと言っていいでしょう。

何でもかんでもマニュアルではなく要所要所で活用する

特に料理をつくる手順(レシピ)
作業しながらではなかなか覚えられない
・マニュアルで復習することで飛躍的に覚えられる!

今日教わったことは必ずマニュアルを見て復習

忙しさにあった仕事の進め方をすること

キッチンの実情紹介記事では、

・ファミレスは曜日、時間帯によって忙しさに波がある

超混むときは戦場、でも毎回戦場ではなく天国のときもある

ということを知ったうえで

忙しさにあった仕事の進め方をすることが重要
と紹介しました。

どういう進め方のことか、ここでは具体例をあげて紹介します。

忙しさにあった仕事の進め方とは

例をあげると戦争映画では、あらかじめ敵がくることが分かっていれば訓練したり、
罠や弾薬の補給をしておきますよね。

本質的にはキッチンもそれと同じことが言えます。

平日土日祝(言い換えると普通の時間帯超混む時間帯
とで仕事の取組み方を使い分ける考え方を紹介します。

平日

料理の作り方や食材の切り方等を練習する時と捉えましょう。
※戦争映画に例えるなら「訓練」する時です

お店の立地にもよりますが、一般的なファミレスであれば
土日祝のように物凄く混むわけではありません。

時間に余裕があり、
一つ一つの料理にかけられる時間があるなかで
しっかり順を追って作ることで
調理手順等を覚えたり復習するのに最適です。

土日祝と違って先輩にも聞きやすいですし、
より早く作ってみる、新しいメニューに挑戦してみる
といったことを試すこともできます

土日祝(戦場)

平日の練習(訓練)成果を発揮
限られた時間で沢山の料理をつくる時です。
戦争映画に例えるなら「戦う」時です

土日祝の臨み方

平日と同じような気持ちで臨んではいけません。

具体的には、先ほど述べた
平日でやる練習のようなことを土日祝でやってはいけません

土日祝はひたすら指示通りに動く!

目の前の仕事をこなす!


これにつきます。

平日⇔土日を切り替えられない新人はよく怒られます。

「あれ、平日あんなに優しかったのに、なんか今日は当たりが強いな・・・」

それは先輩たちがみんな戦闘モードだからです。

土日祝をだた恐れるのではない

こうやって書くと
「土日祝やだなぁ・・・」
と思うかもしれませんが

土日祝の忙しさをただ恐れるだけではもったいないです。

どうせ土日祝で仕事をするなら

「平日に練習したことがどこまで通用するか確認してみよう」

「土日祝で出来れば平日は余裕だろう」

「土日祝だから失敗してもしょうがない、また平日練習して土日に備えよう」

といったことを意識して臨むだけで、
精神的な余裕もできますし

平日⇔土日祝とで、忙しさにあった仕事の進め方をすることで

どんどん仕事ができるようになります

このポイントを知ったあなたはもう大丈夫、キッチンでやっていけます(笑)

ちなみに、慣れてくると土日祝の方が、仲間との連携プレーもさえるし、

スポーツやサバゲーをやっている感覚にさえなるので僕は好きでした。

平日と土日どっちにバイト入るべき?はこちらの記事を要チェック!

平日は料理の作り方や食材の切り方等を練習する時

土日祝は平日の練習(訓練)成果を発揮する時

ひたすら指示通りに動く!
・目の前の仕事をこなす!


平日と土日祝とで忙しさにあった仕事の進め方をすることでどんどん仕事ができるようになる

まとめ

最後までお読みになった皆さんは、
ファミレスキッチンの新人が押さえるべきポイントが分かったのではないでしょうか。
以下にまとめました。

①返事、意思表示をすること
忙しいときこそしっかり指示を聞いて返事をする

②言われたことをちゃんとやること
出来ていないことの打ち上げまで含めて「言われたことをちゃんとやる」

③マニュアルを効果的に活用すること
今日教わったことは必ずマニュアルを見て復習

④忙しさにあった仕事の進め方をすること
平日と土日祝を使い分けることでどんどん仕事ができるようになる

上記ポイントを最初から全て行うことは難しくて抵抗もあるかもしれませんが、
これらのポイントを実践すればスムーズに仕事が進んでいくことでしょう。

少しずつ着実に実践していき一人前を目指しましょう!

冒頭でも紹介しましたが本記事は、
現役キッチンスタッフ向けキッチン実用ノウハウ集のうち
超基礎事項編の1パートとして切り出された記事です。

本記事を理解でき、実践されつつある方は次のステップとして
超基礎事項編の続きを参照し更にレベルアップを目指してみましょう!

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