【未経験者向け】ファミレスキッチンの実情を徹底解説

【キッチン】コラム

こんにちは、たらこまるです。
ファミレス(キッチン)のバイトに興味あるけど、どのサイトも表面的な情報しか無いから
もっと実情を知りたい!と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、
高校~大学までファミレスのキッチンで働き、キッチンのイロハを知り尽くした僕が
より具体的な実情を発信しますのでバイト選びの参考にしてくださいね。

この記事は以下のような人におすすめ!
他のサイトでファミレスキッチンの概要は知っている、そのうえで…
・自分にキッチンができるか不安
・仕事環境を具体的に知りたい
・包丁使ったことないけど本当に大丈夫なのか不安

この記事では、
「自分でもファミレスキッチンでバイトできるのかな…?」という不安に対して

「これを意識すればやっていけるよ」と後押しするスタンスで書きます。

ただそうは言っても、バイトするうえで覚悟しておかなくてはならない環境面もありますので
そこも包み隠さず書いていきたいと思います!

早速ですが、ファミレスキッチンの実情コレを意識すればあなたも働いていける!
という項目を3つ厳選してピックアップしました。

①料理未経験、包丁使えなくても大丈夫

②労働環境はこのポイントを知っておこう!
・平日ディナーは天国、土日祝と平日ランチは戦場と化す
・厨房内は灼熱地獄

③これを意識すれば誰でもやっていける!
・マニュアルを覚えようとする意識
・言われたことをちゃんとやる意識

それぞれ詳細を解説していきます!

料理未経験、包丁使えなくても大丈夫

ファミレスの料理は、ハンバーグの種を自分でこねたり、ソースをイチから作っている訳ではありません。

セントラルキッチン(食材加工センター)である程度加工された食材を「加熱」して「盛付け」ることで完成します。

お湯で解凍したり、専用の調理器具で焼くだけなので料理未経験でも問題ありません

こちらの図は
セントラルキッチンで加工された食材
ファミレスで加熱して盛り付けて料理を完成させる流れのイメージです。

ただし野菜はお店で切る為、包丁は慣れる必要があります

それでもバイト入ったからといって、いきなりガンガン包丁を使うわけでもなく、
食材ごとの切り方を教わるところから少しずつ包丁を使っていきます。

僕自身、料理未経験&包丁も全く使ったことが無く、高1でファミレスキッチンのバイトに飛び込みましたし、今まで沢山の新人学生バイトを見てきましたが、最初から包丁を使える人はほとんどいません

むしろそれが普通なので安心してください。

段々慣れ自然と使えるようになるので、バイト始めるときに未経験でも全く問題ありません。
(最近では野菜のカットもほとんどセントラルキッチンで終わらせているところもあるくらいです。。)

自宅で包丁の練習をするポイントについてはこちらの記事を要チェック!(現在作成中です)

・食材を全てイチから作っているわけではない
ある程度加工された食材を加熱して盛付けるだけなので料理未経験でも問題無し
包丁は必要だが徐々に慣れる

労働環境はこのポイントを知っておこう!

平日ディナーは天国、土日祝と平日ランチは戦場と化す

ファミレスには「忙しさ度合」で大きく分けて3つの時間帯があります。

①超空いている時間帯
②普通の時間帯
③超混む時間帯

新人が初めにぶつかる壁が③超混む時間帯の忙しさっぷりです。

人間は、いきなり訪れる困難に弱い生き物です。
あらかじめ「今日はめちゃくちゃ混むぞ」と分かっていれば精神的にもダメージを軽減できます。

ここでは、あらかじめ忙しさを知っておくことの重要さを説明します。

こうやって書くと「土日祝ってなんだか凄そうだな…」と思われるかもしれませんが
凄いです笑。

ファミレスは一般的に大道路沿いや大型商業施設内にあることが多く
(※ビジネス街にある場合は混む時間帯はまたガラッと変わります)

その場合、
土日祝の主にランチ時間帯(11:00~14:00)
・ディナー時間帯(18:00~21:00)
戦場と化します

戦場に例えた理由を書きますと・・

戦争映画を見ているとこのパターンが多いと思います。
①めちゃくちゃ敵に攻撃される
②応戦する
③だんだん弾切れになる。「補給兵!はやく弾をくれー!」
④仲間が撃たれる「衛生兵!ヘルプ!」
⑤どんどん消耗していき戦意喪失・・・

これをファミレスキッチンに置き換えると(笑)

①めちゃくちゃ注文が入る
②頑張って料理つくる
③だんだん食材切れになる。「新人君!はやく食材補充して!」
④とあるポジションが潰れる「新人君!ここにヘルプ入って!」
⑤どんどん消耗していき、厨房の熱さや疲れから動けなくなる・・・
(※潰れる…作るべき料理がたまりすぎて、何から手を付けていいか分からず動けなくなること)


なお、平日のディナー時間帯(18:00~21:00)は②普通の時間帯と言ってよく、
上記のような土日祝の③超混む時間帯比べると…まさに天国なのです。

それなりに注文入って、それなりにサクッと料理作って、それなりに時間が早く過ぎます。
(暇すぎても時間過ぎるのが遅く感じる為、それはそれで大変なのです)

重要なのは

・ファミレスは曜日、時間帯によって忙しさに波があること
超混むときは戦場なんだ、でも毎回戦場ではなく天国のときもあるんだ

ということをあらかじめ知っておくことなのです。

知っていれば心の準備ができるのはもちろん、忙しさにあった仕事の進め方をすることができます。
※戦争映画でもあらかじめ敵がくることが分かっていれば訓練したり、罠や弾薬の補給をしておきますよね

忙しさにあった仕事の進め方詳細はこちらの記事を要チェック!

・曜日や時間帯によって忙しさに波がある
・常に忙しいわけではない

厨房内は灼熱地獄

こればかりは覚悟しておきましょう(笑)

誤解が無いように書くと、常に暑いわけではありません

厨房の暑さの主な要因(熱源)は、①調理器具自体が発する熱②調理工程で発する熱です。

結論は、
忙しくなければそこまで暑くならない

忙しくなればなるほど②調理工程で発する熱によって厨房内は暑くなり、
更に自分自身も厨房内を動き回るので暑くなっていきます。

察した方もいると思いますが、先ほど書いた通り戦場と化す土日祝は当然暑くなります
夏場のピーク時間帯はまさに灼熱地獄と化します。

一方平日は、厨房内の暑さといった観点でも天国です。

①調理器具自体が発する熱
グリルやフライヤーの熱気、ボイル機の湯気。
食材を調理していない状態では熱気自体は大したことありません

②調理工程で発する熱
料理を沢山つくる程どんどん暑くなります!

・グリルで肉を焼く、フライパンでソテーを炒める際の熱気
・フライヤーに食材を投下したときの熱気、揚げているときの熱気
・ボイル機で麺を茹でているときの湯気
(※茹でないときはお湯・ガス節約のため沸騰させないのでそこまで暑くならない)


厨房内の空調はスポットクーラーという象の鼻のようなダクトが天井からたれていて、
そこから冷風は出ているのですが、「スポット」という名の通りダクト下にしか冷風が届きません


当然土日祝の忙しい戦場のなか、ダクト下でじーっと涼んでいる訳にもいかないので、
厨房内の空調はほぼ効かないと思ってて良いでしょう。

こうしたキッチンの暑さに対しては「考え方」が重要になってきます。

「なるべく汗をかきたくない…」と考えていると、汗を沢山かいた際にショックを受けるので

汗はかくものとして、「スポーツやダイエットのエクササイズをしている」と思いながら取り組むと割と平気だったりします。

このように「考え方」で気持ち的に準備をしつつ、それでも気になる方は
「着替え」や「汗対策」といった暑さ対策を用意をしておくと安心して働けるのではないでしょうか。

厨房内の暑さ対策はこちらの記事を要チェック!

・常に灼熱地獄ではない
・忙しくなればなるほど暑くなる
・汗はかくものとして受け入れよう
(スポーツをしている感覚)

これを意識すれば誰でもやっていける!

マニュアルを覚えようとする意識

キッチンでバイトを始めると色々なことを先輩から教わります。
準備の進め方、調理器具の使い方、食材の切り方、清掃の仕方、などなど。

新人でやりがちなのが「教わりっぱなし」になってしまうことです。

可能であれば、教わったらその場でメモを取れるといいのですが、
キッチンという職業上メモを書けないこともあります。(衛生面や忙しさの面で)

その時に有効なのがマニュアルです。

マニュアルとはお店に必ず置いてあり、調理器具の使い方、調理方法・手順等が書かれています

・教わったことをマニュアルで復習する
・まだやっていないことをマニュアルで見て頭の片すみに置いておく

この意識があるだけで仕事を覚えるスピードが圧倒的に変わってきます。
つまり
「マニュアルを覚えようとする意識」があればキッチンでやっていけます!

ただ何でもかんでもマニュアルで覚えるのは効率悪い場合もありますので、
より詳細は「キッチンで新人が押さえたいポイント」の記事を要チェック!

マニュアルを活用することで飛躍的に覚えられる
・教わったことをマニュアルで復習
・まだやっていないことをマニュアルで見て頭の片すみに置いておく

言われたことをちゃんとやる意識

先輩はあなたが新人だから何も分からないことは当然理解しています。

そのうえで最低限やってほしいこと、覚えて欲しいことを説明(指示)してくるので、
まずは忠実に実行できればそれだけでOKです。

新人だけど「自分からあれもこれもやらないと」と気負う必要はありません。
右も左も分からないから自分からできなくて当然ですよね。

やることがないときは「何すればいいですか?」と聞ければ100点で
そのうえで、まずは言われたことをちゃんとできれば大丈夫です。

とは言うものの、言われたことができない瞬間は必ず訪れるので、
その場合の対応詳細は「キッチンで新人が押さえたいポイント」の記事を要チェック!

・まずは言われたことを忠実に実行できればそれだけでOK
・自分から「あれもこれもやらないと」と気負う必要はない

まとめ

最後までお読みになった皆さんは、
ファミレスキッチンの実情と働くうえで意識すべきポイントが考え方含め分かったのではないでしょうか。以下にまとめました。

①料理未経験、包丁使えなくても大丈夫
・食材を加熱して盛付けるだけなので料理未経験でも問題無し
包丁は必要だが徐々に慣れる

②労働環境
・曜日や時間帯によって忙しさに波がある
・常に忙しいわけではない
汗はかくものとして受け入れよう(スポーツをしている感覚)

③これを意識すれば誰でもやっていける!
マニュアルを覚えようとする意識
・教わったことをマニュアルで復習
・まだやっていないことをマニュアルで見て頭の片すみに置いておく

言われたことをちゃんとやる意識

結局は慣れですが、上記ポイントを意識すると慣れるスピードも断然早くなります

気が付いたら「あれ、前より暑さを感じないかも」「前より包丁早くなってるかも」「早く動けるようになったな」と面白いくらいに慣れていきます。

ここまで読んだあなたは上記のポイントを意識すればファミレスキッチンでやっていけます。

是非その世界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。
学校では得られないバイト仲間との青春が待っているかもしれませんよ^^

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