こんにちは、たらこまるです。
高校や専門・大学の新生活にも慣れ、そろそろバイトを始めよう、でもどこでバイトしたらいいの?と決めかねている方もいるのではないでしょうか。
この記事は以下のような人におすすめ!
・初バイト選びで失敗したくない人
・バイトを始めるお子様がいる親御様
・バイト選びサイトはどれも表面的な情報ばかりで、結局何がいいのか分からない人
僕は「働くこと」について右も左も分からない高校1年生から様々なバイトを経験してきました。
現在はバリバリの社会人として荒波にもまれている僕がオススメする、
これから社会にでる皆さんの将来を見据えた「初バイト選びの基準」はズバリこの4点です。
初バイト選びの基準
①仕事力が身に付くか
②教育体制はしっかりしているか
③バイト仲間を作りやすいか
④学校、部活と両立できるか
この記事では、バイト先選びの基準・考え方を将来社会人として生きていくことも見据えて分かりやすく解説していきます。
読み終わる頃には、先に述べた初バイト選び基準の理由が腹に落ち、「どういうバイトを選ぶべきか」理解できている状態になっていますので、失敗しないバイト選びをして下さいね。
学生だけが持つ「特権」と「せっかくバイトするなら得たい」もの
皆さんがバイトを始めようとする理由は何でしょうか?
「もっと使えるお金が欲しい」「高校いったらバイトしてみたい」「とにかく早く社会に出てみたい」
様々な理由があると思います。
いずれにしても、お金を稼ぐ以外の明確な目的意識をもってバイトを始める人は少ないと思います。
(僕もバイトを始めた高1のときそうでした、むしろそれが当たり前だと思います笑)
しかしそれは非常にもったいないことなので、
皆さんに共通する事実を踏まえ皆さんが持っている「特権」をお伝えします。
この特権にはぜひ気付いて頂きたいと思います。
事実① 働くのが初めてであること、もしくは若いこと
この記事を見ているということは、これから初めてのバイトを探そうとしている高校生の方や、
初バイトとまではいかなくても、ハタチ未満の若い方が多いと思います。
「初めて」「高校生(学生)」「若い」というのは、実は働き始めるうえでとても有利なのです。
簡単に言うと失敗が許されるということです。
もちろん失敗の中身にもよりますが、基本的に
「初バイトだからしょうがないよね、高校生だもんね、若いもんね」
と仕事に対して求められるハードルが低くなります。
またバイトをすることで、仕事を進めるうえで必要となるコミュニケーション能力などの仕事力を養うことができます。
(※仕事力って何?は下で説明しますね)
つまり、失敗が許されやすい環境のなかで、いずれ社会に出たときに必須となる仕事力を身に着けることができる。
これは学生・若いうちだけ!まさに特権です(うらやましい・・・笑)
事実② これから社会にでる人間だということ
高校生含め学生の皆さんは、いずれ社会にでて働くでしょう。
社会に出るということは具体的には学校を卒業して就職するということです。
世の中には色々な会社、仕事がありますが共通して言えるのは学生ではなくなるので、
仕事に求められるハードルが学生のときよりも格段にあがります。
「もう学生じゃないんだから、これ位はできて当たり前だよね」
つまり卒業と同時に失敗をしづらい環境に放り込まれる訳です。
そのような環境に入る前に、学生・若いうちに基本的な仕事力を身に着けておくと就職した際にスタートダッシュを切ることができます。
繰り返しになりますが
失敗が許されやすい環境のなかで、いずれ社会にでたときに必須となる仕事力を身に着けることができる特権を皆さんは持っています
事実③ 学校外のコミュニティが少ないということ
特段、学校外の習い事や趣味がある人以外は、基本的に部活含め学校内が主なコミュニティですよね。
心理学的には、人間は複数のコミュニティ・居場所があると生きるうえでの様々なストレスを軽減できるのだそうです。
例えば学校の友人関係で少し嫌なことがあっても、
バイトに打ち込み仲間といい仕事ができたときは気持ちもリフレッシュでき、
学校の友人関係にも前向きに臨むことができる。
その逆もしかりです。
コミュニティが複数あるということは、自分に降りかかるストレスを分散してくれるのです。
ただいきなり学校外の新しいコミュニティを作ろうと思っても中々難しいですよね。
新しい趣味を始めようと思っても、ある程度年齢いってから初心者だと輪に入りづらかったりします。
でも「働く」ということに関して若い学生はみんな初心者なので、
ほぼ同じスタートラインからお互い協力しあう中で自然とバイト仲間ができ、
学校外で学校と全く異なる青春を送れることに直結します。
ふとバイトでも始めよっかなと考えだした皆さんは、学校外の新しいコミュニティ、居場所を作るチャンスがまさに今そこにあり、これからバイトを始める皆さんの特権です
上記3つの事実と特権に照らし合わせ、バイト先を選ぶ考え方=
「せっかくバイトするなら得たいもの」は
①失敗が許されやすい今のうちに身につけられる仕事力
②学校では手に入らないバイト仲間との青春
せっかくバイトを始めるのにお金しか得られないのはもったいないことがお分かり頂けたでしょうか。
次からはこの考え方に基づいて、バイト選びの基準をより詳しく解説していきます。
初バイト選びの基準① 仕事力が身に付くか
仕事力は「いずれ社会に出たときに必須となる」と書きました。では仕事力とは何でしょうか?
簡単に言うと「様々な力」を駆使して仕事を達成する力のことです。
「様々な力」について、一例をあげて解説します。
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あなたがファミレスのキッチンでバイトを始めたとしましょう。
あなたは数日前の暇な時間帯で先輩からミニサラダの作り方を教わりました。
そして今日はお客さんが多く忙しい日で、キッチンの中は非常にバタバタしています。
先輩から「Aさん!この前教えた通り、ミニサラダ作って」と指示を受けました。
あなたは教わった通りの手順でミニサラダを作ろうとしますが、
トマト、コーン、ブロッコリー等、色々な食材がある中で、あなたは運悪く数日前の記憶が曖昧です。
「あれブロッコリーって乗せるんだっけ??」
先輩は無数のオーダーに追われて忙しそう、とても聞ける雰囲気じゃありません。
よく分からないけど、いちかばちかでブロッコリーを入れるべきか?
うろたえているうちに先輩から「まだミニサラダできてないの?!」と怒られてしまいました。
ーーーーー
ここでの正解は、怒られるかもしれませんが
すぐに先輩もしくは聞けそうな人に聞いて、ミニサラダをすぐに作り上げること。
そして次に同じ過ちを起こさないよう(食材を忘れないよう)に記憶が残っているうちにミニサラダの作り方をメモることです。
そうすることで先輩からは「Aさんはミスをすぐにリカバリーしようとしている、しっかりしているな」と好印象を持たれます。
上記の例では、
①質問する力
②怒られながらも立て直す力=目的である仕事を完遂する力
③同じ過ちを次に起こさないよう振り返る力
これらの力を駆使して
「足を引っ張ってしまったけど、すぐに立て直して仕事をやり遂げる。そして次からは同じ過ちを起こさない」という基本的だけど非常に重要な仕事力へつながります。
前述の事実②で記載した通り、いずれ皆さんは社会にでますが、社会にでた際にこうした基本的な仕事力がないと、上司や先輩から自分への風当たりが日増しに強くなり、、、
「これからずっと続ける会社で果たして僕は私はやっていけるのだろうか・・・」
と途方もない絶望感を味わうことになってしまうかもしれません。
繰り返しになりますが、
若いうちに(失敗が許されやすい環境のうちに)、仕事力を少しでも得てから社会に出た方が間違いなく幸せな社会人生活を送れます。
せっかくバイトをするなら仕事力が養えるバイトを探しましょう。
お金を稼ぎつつ仕事力も養えることは一石二鳥であることは言うまでもありません。
ただし仕事力は、例えばひたすら段ボールに商品を箱詰めする倉庫作業のような単純作業ではなかなか養えません。
先ほどの例からも分かるように
・仲間同士で連携が必要な仕事
・かつイレギュラーが発生したとき
にこそ多くの仕事力を養うことができそのような職種を中心に初バイト先を決めることが重要です
初バイト選びの基準② 教育体制はしっかりしているか
先ほどの仕事力と関連しますが、教育体制が弱い職場は仕事力が付きづらいです。
初めて仕事をする人が仕事力を養っていく為には、もちろん本人の意識も重要ですが、周りの環境が非常に重要になってきます。
本人だけ必死に「仕事力を培えるよう頑張ろう」と意識しても、まともに仕事を教えてくれる先輩がいないと、そもそも仕事を覚えることすらできません。
また仕事をするうえで身だしなみ、言葉使い、といった要素はそもそも本人が知らないと意識しようがなく、
気付かせてあげるスタッフがいるかどうか、
といった環境的な要素が強くなります。
環境要素の重要さは分かるけど、そもそも教育体制はどうなってますか?なんて面接で聞きづらいし、実際に働いてみないと分からないよ、と感じる方もいると思います。
それはその通りなのですが、僕の経験上、職種によって教育体制がしっかりしているかどうかはおおよそ分かります。
教育体制というと少し大げさですが、要は親心みたいなものを持った、ちょっとしたことを教えてくれるスタッフがいるか?ということです。
例えば学生だけでなく、主婦の方や人生経験が豊富な60歳近いスタッフがいるようなお店では、仕事そのものの他に、働くうえでの人間関係含めた細かなサポート等まさに生きた仕事力を学べることが多いです。
学生以外にも多様なスタッフがいるお店は教育体制がしっかりしている可能性が高く、
それは職種によってある程度分かる為、最初からそのような職種を中心にバイト先を選ぶことが重要となります。
・仕事力を養うためには教育体制が重要
・多様なスタッフがいる職種を中心に初バイト先を選ぶことが重要
初バイト選びの基準③ バイト仲間を作りやすいか
前述の事実③では、バイトをすることで下記の通り学校外でコミュニティを築けるということを書きました。
心理学的には、人間は複数のコミュニティ・居場所があると生きるうえでの様々なストレスを軽減できる
「働く」ということに関しては若い学生はみんな初心者なので、ほぼ同じスタートラインからお互い協力しあう中で、自然とバイト仲間ができ、学校外で学校と全く異なる青春を送れることに直結
先ほどから「仕事力」を特に重要視して書いてきましたが、皆さんは仕事力を養うためだけにバイトする訳じゃありませんよね。
仕事力は「せっかく働くなら」というあくまで付加価値的な要素で僕的には「勉強」に近いと思います。
一方で「良いバイト仲間」は、できれば欲しいですよね。
それではどんなバイト先でも働けば良いバイト仲間ができるかというと、残念ながらそうではありません。
例えば新しい学校での友人作りでは「きっかけ」が重要ですよね。通学電車の帰り方向、時間帯がたまたま同じ時間帯だった、とか。
同じくバイト先での仲間づくりも「きっかけ」が重要です。
学校で友人関係を構築するきっかけと大きく異なることは、
バイト先では当たり前ですが仕事を中心として人間関係が構成されている、ということです。
つまり仕事上での出来事が人間関係構築の「きっかけ」となるのです。
自分一人でできる仕事をモクモクとこなしていても、なかなかきっかけは生まれません。
ではどんなときに生まれるかというと「連携プレーをしたとき」です。
例えば:
先輩「このオーダー入ったから、この食材の準備しといてくれる?」
あなた「わかりました!」
先輩「もうできたの、早いね!」
(休憩中に…)
先輩「さっきは良かったじゃん、仕事慣れてきたんじゃない、最近どうよ?」
と仕事を中心に連携する場面が多ければ多いほど仲間意識が芽生えるきっかけが増えます。
これは先輩⇔後輩の例ですが、同い年であれば…
相手「やばい、手が回らないからこれ持ってきてくれる?」
あなた「オッケー、なんとかやってみるわ!」
相手「マジありがとー!」
(休憩中に…)
相手「さっきは助かったわー」
みたいな感じで自然と仲間ができやすくなります。
ところが、自分一人だけで完結する単純作業だけではなかなか連携プレーは発生せず、
バイト先での仲間づくりには大きなエネルギーが必要となります。
(休憩中特にきっかけないのに、無理に話題ふるとか…)
連携が必要な仕事だからこそ、自然な流れで仲間作りができてしまう、
そこが学校との違いかもしれませんね。
仲間同士で連携が必要な仕事 だからこそ仲間作りがしやすい
⇒そういった職種を中心に初バイト先を決めることが重要です
あれ?似たようなポイントを前述のなかで見た気がしませんか?
そうです、初バイト選びの基準① 仕事力が身に付くか で記載した下記ポイントとほぼ同じですね。
・仲間同士で連携が必要な仕事
・かつイレギュラーが発生したとき にこそ多くの仕事力を養うことができ
そのような職種を中心に初バイト先を決めることが重要です
つまり仲間同士で連携が必要な仕事を選ぶことで、仕事力を養いつつ、仲間づくりもしやすくなる ということだったのです。
初バイト選びの考え方、基準が段々明確になってきましたね。
初バイト選びの基準④ 学校、部活と両立できるか
これが最後のポイントです。ここまで読まれた方はもう一息です。ぜひ最後まで読んで、絶対に失敗しない初バイト先を見つけましょう!
事実③で触れたように、人間は複数のコミュニティ・居場所があると生きるうえでの様々なストレスを軽減できます。
但し学生にとってバイトだけが全てではありませんよね。
前述の通りバイト仲間と学校とは異なる青春を謳歌することは非常に素晴らしいことですが、一方で学校の友人関係や学業も両立させないと、結局はコミュニティが限定されてしまいますよね。
学校、部活、バイトと複数のことを両立するにはメリハリのある働き方が必須となってきます。
月曜から日曜まで毎日バイトを入っていては部活や学業が疎かになってしまいます。
メリハリのある働き方とは、例えば平日バイト入るのは2-3日にしておいて、残りは部活や学校との友人関係にあてる。
また定期テスト前はバイトをしばらく休んでテストに全集中し学業でも結果を出すということです。
メリハリのある働き方を実現する為には以下の2要素が大きく影響します。
①自分自身がメリハリを意識できるか
②シフトの自由度
上記2つの違いは簡単に言うと自分でメリハリ度合をコントロールできるか、できないか です。
①に関しては自身のマインドの問題なのでいかようにもコントロールできます。
例えば平日バイト出るのは部活がない2日間だけにする代わりに
「少ないバイト日数でなるべく仕事を覚えられるようにバイト中は全力で取り組む」
「バイトのない日は部活に全振りする」
と意識をすることでメリハリをコントロールできます。※詳しくはこちらの記事を参照(作成中)
②に関しては自分ではコントロールしづらい領域です。
シフトとはあなたが働く曜日や時間のことで、シフトは基本的に店長が決めます。
①のマインドで平日は2日間だけにして下さい!と店長に伝えても
「うちは人が少ないから毎日入ってもらわないと困るんだよね」
と言われてしまったら毎日入らざるを得なくなってしまいます。
シフトの自由度=自分の希望がどれだけ通るか というのは店の都合に左右される為、メリハリのある働き方を実現するうえで、シフトの自由度は非常に重要となります。
シフトの自由度は面接での要確認事項です。
※詳しくはこちらの記事を要チェック!
ただし前述した「教育体制」と同じく職種によってシフトの自由度はある程度分かりますので、最初からシフトの自由度が高い職種を中心にバイト先を選ぶことが重要となります。
まとめ
最後までお読みになった皆さんは、初バイトは「どういうバイトを選ぶべきか」分かったのではないでしょうか。以下にポイントをまとめました。
1度読んだだけでは忘れてしまうので、本文を何度も読み返し理解したうえで、失敗しないバイト選びをして下さいね。
■皆さんが持っている特権
失敗が許されやすい環境のなかで仕事力を身に着けることができる特権
■せっかくバイトするなら得たいもの
・失敗が許されやすい今のうちに身につけられる仕事力
・学校では手に入らないバイト仲間との青春
■仕事力とは
様々な力を駆使して仕事を達成する力のことで、いずれ社会にでたときに基本的な仕事力があれば幸せな社会人生活を送れる!
■初バイト選びの基準
①仕事力が身に付くか
②教育体制はしっかりしているか
③バイト仲間を作りやすいか
④学校、部活と両立できるか
これらの初バイト選びの基準に照らし合わせ、僕がおススメする初バイト先についてはこちらの記事を要チェック!